今週も事業報告書について解説していきます。平成25年の学校法人会計基準の改正により計算書類の注記内容が拡充されましたが、合わせて事業報告書の記載内容も追加されています。 Ⅰ.平成25年の会計基準改正後の事業報告書 平成25年に学校法人会計基準が改正され、学校法人が作成する財務諸表や収支...
11月は学校法人が作成する事業報告書をとりあげます。平成25年の学校法人会計基準の改正により、事業報告書の記載内容が見直されています。また、事業報告書の財務の概要に記載される財務比率も変更がありましたので解説していきます。今週は入門編として事業報告書の大まかな概要を説明していきます。 Ⅰ.事...
10月最終週の学校会計のチカラは、先週に引き続き固定資産の減価償却方法と貸借対照表の表示について考えていきます。 1.減価償却方法 (1)定額法 学校法人会計基準26条2項では「減価償却資産の減価償却の方法は、定額法によるものとする。」と規定しています。したがって、学校法人では定...
今週の学校会計のチカラは、固定資産の取得価額、耐用年数、残存価額、備忘価額について考えていきます。 1.取得価額 固定資産の取得価額は、先々週の学校会計のチカラ「固定資産のポイント(1)」で一部取り上げていますが、固定資産の取得方法は①購入の場合、②贈与の場合、③交換の場合が考えられま...
10月の学校会計のチカラは、固定資産を取り上げていますが、今週は固定資産の減価償却について検討します。なぜ減価償却計算が必要なのかについて考えたいと思います。 1.減価償却の意義 (1) 学校法人会計基準の規定学校法人は、「各年度の事業活動収入及び事業活動支出の内容を明らかにするととも...
10月の学校会計のチカラは、固定資産について考えていきます。第1週目は、固定資産の意義と学校法人会計基準の内容を取り上げます。 1.固定資産の重要性 学校法人は利益重視の一般企業とは異なり、教育研究を目的とした組織であるため、長期的な視点で経営を考える必要があります。この目的を達成する...
前回は、基本金の会計処理について、各号ごとに基本金の組入対象額と取崩対象額の全体を把握したうえで、最終的に基本金が組入額となるのか取崩額となるのか、そのながれを解説しました。基本金の計算は、法人全体で計算するケースのほか部門別に計算するケースもあり、さらに複雑なパターンもありますので、まずは基本的...
前回は、基本金の取崩しの概要について解説しました。基本金の取崩しは平成17年の学校法人会計基準(以下、基準といいます。)の改正により学校法人からするとかなり自由に行えるようになったため、安易な組入れや取崩し(特に第2号基本金と第3号基本金)が行われないよう、理事会等により慎重かつ厳格な判断を行うこ...
先週は、第4号基本金について解説しました。第4号基本金は、他の基本金と異なり、具体的に基本金の対象資産を特定していないものの、第4号基本金に相当する資金の保有状態を計算書類に注記することを求め、現実的な資金の保有を担保させています。今回は、基本金の「取崩し」について全2回にわたり解説します。基本金...
前回は、第3号基本金についてその概要を解説しました。第3号基本金は、第2号基本金と同様、理事会等による慎重かつ厳格な決議のもと認められる基本金であることがお分かり頂けたと思います。それでは、今週は第4号基本金について解説します。なお、文中意見にわたる部分は筆者の私見であることをお断りしておきます。...