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レーザー 学校給与 Ver. 9.0

定額減税の対応

定額減税の対応(2024年6月開始)

更新日:2024/10/29

定額減税に向けた対応について

令和6年度税制改正に伴い、令和6年分所得税について定額による所得税の特別控除(定額減税)が実施されることとなりました。
これにより、令和6年6月1日以後最初に支払う給与等につき源泉徴収を行う際から定額減税を行うことになります。

レーザー〈学校給与〉システムでは、定額減税の実施に伴う月次減税事務、年調減税事務についてシステム対応します。



■定額減税とは

定額減税は、所得額に関係なく一定額を所得税から差し引いて税負担を軽減する減税方法です。元の納税額が10万円でも100万円でも同じ金額が減額されるので、低所得者のほうがより減税効果が大きくなります。
令和6年度の税制改正では、物価高により生活が厳しい国民の負担を支援する措置として、所得税・個人住民税の定額減税が盛り込まれています。



所得税・個人住民税の定額減税の内容

「令和6年分の所得税・令和6年度分の個人住民税について、納税者及び配偶者を含めた扶養親族1人につき、所得税3万円・個人住民税1万円を控除する。ただし、納税者の合計所得金額が1,805万円以下である場合に限る。」 財務省:令和6年度税制改正の大網の概要より



※定額減税についての詳しい内容については国税庁または財務省のサイトをご参考ください。

【国税庁】

【財務省】


レーザー〈学校給与〉システムでの対応

月次処理 <2024年5月版で対応>

●月次減税額の適応
 令和6年6月以後の給与・賞与にて源泉徴収税額から定額減税額の控除計算に対応します。


2024年5月26日リリースの更新プログラムについて

現在登録済みの職員について、その登録内容から「月次減税額」を求めるプログラムを提供します。
6月最初に支払われる給与または賞与計算をおこなう前に[令和6年度所得税減税管理]で「月次減税額」を求めます。

令和6年度所得税減税管理
[画像01:令和6年度所得税減税管理]

6月以降で本年中の給与または賞与の所得税について、事前に算出した「月次減税額」を元に実際に控除する所得税を計算します(「月次減税額」を上限として毎月求めた所得税より控除します)。 また給与・賞与明細書へ「控除前税額」と「定額減税」を記載します。

明細書画面
[画像02:明細書画面]

※項目マスターの追加や計算テンプレートの変更は不要です。
※明細書を用紙で配布されている場合で、控除項目が多く控除欄に収まらない項目は「その他の控除」項目に纏められます。

明細書印刷
[画像03:明細書印刷]

各人別控除事績簿が印刷可能となります。「月次減税額」と毎月の所得税控除状況が職員ごとに確認できます。

各人控除事績簿
[画像04:各人別控除事績簿]


●住民税の定額減税について

住民税の定額減税は、市区町村より配布される『特別徴収税額の決定・変更通知書』に定額減税後の実際に納付する金額が記載される予定となっているため、システム改修をおこないません。

 ※今年は7月より住民税の控除が開始されます。6月は住民税の控除はありません。
 ※住民税の金額変更は[職員情報]-[住民税]の一覧画面や[職員情報]-[職員情報入力ウィザード]機能を利用していただくと便利です。



年調処理 <2024年11月版で対応予定>

●年調減税額の適応
 年末調整の際、年末調整時点の定額減税額に基づいた年調年税額の計算処理に対応します。


2024年11月10日リリース予定の更新プログラムについて

職員情報に登録されている本人、配偶者、扶養親族の情報と、年末調整計算時に集計される本人の所得により、年調減税額を自動で求め年末調整計算に反映します。

年末調整個人明細_扶養区分タブ
[画像05:年末調整個人明細_扶養区分タブ]
年末調整個人明細_年末調整タブ
[画像06:年末調整個人明細_年末調整タブ]

計算された年調減税額と控除外額は、摘要作成機能を用いることで減税徴収票の摘要欄に自動で反映することができます。

年末調整個人明細_年末調整タブ
[画像07:年末調整個人明細_年末調整タブ]

さらに、[ユーザー定義帳票]機能を用いて教職員ごとの年調減税額等の内容を帳票で確認、またはテキストファイルに出力しエクセルなどで確認することができます。

年調減税一覧
[画像08:年調減税一覧]