導入事例 - レーザーシステム
学校法人三田学園 様
学園のニーズにあった機能を網羅!サポートサービスにも満足。
導入製品 :
はじめに
~学校法人三田学園のご紹介~
明治45年(1912年)、校祖小寺謙吉(戦後初の神戸市長)は、元三田藩士であった父泰次郎の遺志を継ぎ、英国のイートン校をモデルに三田中学校を開校しました。それが、現在の三田学園中学校・高等学校の前身です。以来、永きにわたって男子校としての伝統を築いてきましたが、平成21年(2009年)から女子を受け入れ、平成24年(2012年)には、共学校として創立100周年を迎えました。
開校時に建てられた木造校舎(国の登録文化財、兵庫県の景観指定重要建造物)は、今でも中学校の教室として使用されています。
2011年4月よりご利用いただいているレーザーシステム導入のきっかけを教えてください。
10年以上にわたり企業会計向けソフトウェアを利用していましたが、保守契約の期限切れを控えており、別のソフトウェアへの切り替えを検討していました。
システム導入前に困っていたことは、何ですか?
学校法人向けのシステムではなかったため、私学共済に対応していない、調整勘定のための仕訳入力が必要など、日々の処理に不便さを感じていました。また、保守契約を更新するために新たなシステムとパソコン、プリンタをセットで準備するとなると、費用面での負担も増えないか不安でした。
システムを検討する際、他社のシステムも検討されましたか?
はい、3社を検討しました。その中で、必要な機能のほとんどが標準で備わっており、中高という本学園のニーズに一番合っているのが、レーザーシステムであると判断しました。
システムを正式運用するまでの期間はどのくらいでしたか?
学校給与、学校会計、資産管理の順番で、前システムと並行稼動をしながら進めていきました。3製品が正式運用するまで約半年でした。この間、レーザーの営業や導入指導の方も、疑問に対して十分な説明をしてくれたので、不安に感じることもなく運用まで順調でした。
システム導入に関して、一番苦労された点を教えてください。
手入力によるデータ移行がたくさんあるのではという心配がありましたが、手元にあるExcelデータを活用してインポートによる設定ができましたので、特に苦労した点はありませんでした。
導入後の担当者様のご感想をお聞かせください。
レーザーシステムのサポートでは問い合わせ内容の履歴がしっかり管理されているようで、誰が出ても同じように丁寧に対応してくれるので安心して利用できています。
■ システム構成 ■
学校法人三田学園様の場合、スタンドアロン型を採用されています。
レーザーシステムはクラウド型での運用が可能です。
<学校会計>
部所予算管理により、予算の消化状況がリアルタイムで確認できるようになりました。
レーザー〈学校会計〉システム導入前に困っていたことは、何ですか?
学校法人向けのシステムではなかったため、資金収支計算書をはじめとする計算書類をシステムで作成できず、月次の帳票から手作業で計算書類を作成する必要がありました。学校会計独特の調整勘定についての対応ができないため、そのための仕訳を入力するという手間も発生していました。また、会計士の先生から、預り金などの勘定科目を細分化するよう言われていましたが、マスターの変更がしにくく、対応できずにいました。
実際に利用してみての担当者様のご感想をお聞かせください。
勘定科目を細分化することで、日々の確認がしやすくなり、監査もスムーズになりました。調整勘定についてはシステムが自動的に判断し、資金収支計算書をはじめとする帳票に反映させるので、処理がとても楽になりました。
使用頻度が高い仕訳パターンを「定型仕訳」として登録し呼び出す機能を活用することで、日々の入力時間の短縮が実現できました。
また、毎年1月末に予算の消化状況と来年度予算を教員に連絡していますが、オプション機能である「部所予算管理」の金額を確認するだけで済むようになり、それまでは確認作業にかかっていた時間を他の業務に充てることができました。
<学校給与>
自由度の高いテンプレートとパターン登録で、処理時間の短縮が実現しました。
レーザー〈学校給与〉システム導入前に困っていたことは、何ですか?
給与と賞与のテンプレートが1つしかなかったため、手入力の作業が多くありました。そして振込先のパターンが1つしか設定できず、賞与のたびに口座の変更が必要でした。また、私学共済業務に対応していなかったので、提出書類作成のための別管理が必要でした。
実際に利用されている担当者様のご感想をお聞かせください。
テンプレートが自由に変えられるので非常に便利です。給与と賞与の振込先を分けたりできるので、賞与のたびに口座を変更する手間がなくなり、処理時間が短縮できています。私学共済の対応はもちろんですが、給与の一括昇給が可能になり、昇給月によって、その対象者を選択できる機能はとても助かっています。
<資産管理>
充実した標準帳票により、資産の状況確認も簡単で、効率的な管理ができています。
レーザー〈資産管理〉システム導入前に困っていたことは、何ですか?
定期的な減価償却の管理にしか使用していませんでしたが、帳票の種類が少なく、サイズが選べないことに不便さを感じていました。
実際に利用されている担当者様のご感想をお聞かせください。
減価償却一覧表や固定資産明細表をはじめとする充実した標準帳票により、資産の確認がしやすくなり、管理がきちんと行えるようになりました。今後は、資産の画像登録や設置場所の履 歴管理、会計システムとの連携などを活用していく予定です。
また、処理年度を変更することで、現在登録している資産の10年後、20年後の確認や、帳票出力が簡単にできる点も魅力的です。